ドローンの飛行許可について説明しますね。ドローンを飛ばすには、飛行場所や条件によって国土交通省の許可・承認が必要になる場合があります。
① 許可・承認が必要な場合
【許可が必要なケース】(航空法)
以下の空域で飛ばす場合は国土交通省の許可が必要です。
- 空港周辺(進入表面・水平表面・延長進入表面の上空)
- 150m以上の高さの空域
- **人口集中地区(DID)**の上空
【承認が必要なケース】(航空法)
以下の飛行方法をする場合は国土交通省の承認が必要です。
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 人や建物との距離が30m未満
- イベント上空での飛行
- 危険物の輸送
- 物の投下
② 許可・承認が不要な場合
次の条件をすべて満たせば、許可・承認は不要です。 ✅ DID地区以外で飛ばす
✅ 150m未満の高度で飛ばす
✅ 空港周辺ではない
✅ 目視内での飛行
✅ 人や建物と30m以上の距離を確保
✅ 夜間飛行やイベント上空での飛行をしない
※ ただし、自治体の条例や私有地の管理者のルールには従う必要があります。
③ 許可・承認の申請方法
許可が必要な場合、国土交通省の「DIPS」システムを使ってオンライン申請が可能です。
👉 DIPS(ドローン情報基盤システム)
申請の流れ:
- DIPSでアカウント作成
- 機体情報・飛行計画を登録
- 必要な書類をアップロード(飛行マニュアルなど)
- 審査後、許可・承認が下りると飛行可能
④ その他の規制
- 重量100g以上のドローンは「リモートID」の搭載が必要(2022年6月以降)
- 100g以上のドローンは登録必須(未登録の機体は飛行不可)
- 公園・私有地などは個別のルールを確認(例:国立公園や自治体の条例)
- 撮影時はプライバシーや肖像権にも注意
ドローンの飛行を考えている場所があるなら、具体的なエリアに関するルールも調べたほうがいいですね。